「この国が失いかけている色を、
俺たちの音楽で取り戻せ!!」

202X年某日。
政府は、国を上げエンターテインメントを
レベルアップかつ洗練させる目的として
政府公認制作機関
「カラーレーション」を設立。

国民は政府が掲げた
「世界に通用する
エンターテインメントを発信する」
というテーマに希望を抱いた。

――しかし時は流れ60年後。
20XX年の日本の
エンターテインメントは悲しくも、
自由という名の色を失いかけていた。

――これは、少しだけ未来の物語。

―― 60年の月日と共に、政府はカラーレーション
体裁ばかりにこだわった
作品制作を指示するようになった。

その結果、国民の大半はカラーレーションから
発信される作品に嫌気がさし不満を募らせるように。
「東京カラーソニック」の投票率は、
現在40%ほどに低迷。

それを受け、カラーレーション本部で
大規模な組織編成が行われ、ついに総裁交代へ。

新たなトップとなった祇園寺 秀(ぎおんじ しゅう)は、
今のカラーレーションにはかつてないほどの
大きな改革が必要だと感じていた。
現状のままでは、この国のエンタメが衰退する。
祇園寺は就任式で宣言する。

「これまでのやり方を一から変え、
もう一度この国のエンターテインメントに色を取り戻す。
 我々カラーレーションには、
エンターテインメントの自由を守る義務がある」

カラーレーションが運営する「色ノ葉音楽学院」は、
全国に数十校展開する音楽校。
厳しい入学試験をクリアしなければならず、
入学後は歌手・作詞家・作曲家・エンジニアなど、
一流の音楽クリエイターに必要な
技術を学ぶことができる。

彼らは年に1度開催される「東京カラーソニック」という
音楽の祭典で優勝をすることを目標にしている。
なぜなら、優勝した者はKINGの称号を得ることができ、
自身所属校のカラーが日本全国の街を彩るからだ。
所属するものにとってはこれ以上ないほどの栄光なのだ。

しかしそんな中、 「東京カラーソニック」を主催する、
カラーレーション本部から新たなルールが発表される。
それは各校から選出されたボーカル学科・作詞作曲学科の生徒がペアとなり
ひとつの楽曲を作りあげ、
その曲で勝敗を決めるというもので――?

このルールにはいったい何の意図があるのか? 
そしてカラーレーションの運命は?
音楽に情熱を捧げる若者たちの、
かつてない熱い音楽バトルが始まろうとしていた――。

■カラーレーション
202X年、日本政府が設立した
エンターテインメント制作機関。 通称「カラレ」。
本部、音楽部署、出版部署、映像部署の4部署で成りたっている。
パフォーマー・クリエイターも所属しており、
約50万人が所属する巨大機関である。
■音楽部署
カラーレーション内で最も大きく、権力のある部署。
日本国内で制作される音楽をほぼすべて管理している。
ライブイベントや楽曲制作を行っている他、
アーティスト、作曲家、作詞家のマネジメント業務も
すべて音楽部署が管理する。
■色ノ葉音楽学院
「カラーレーション」が運営する音楽学校。
全国に数十校展開。
未来の歌手、作曲家、作詞家、エンジニアを育てるために
設立された。 本校は東京 池袋。全国区に展開されており
北から南まで様々な地域に分校がある。
■東京カラーソニック
「カラーレーション」が、東京・池袋で1年に
1度開催する音楽の祭典。
かつては国民の大半が注目していた音楽の祭典だったが、
現在は投票率40%。
全国から、各校の代表となる生徒が選出され、
東京に集められる。
優勝者にはキングの称号があたえられ、
優勝者の所属校のカラーが
音楽部署によって全国の街を彩る。
色ノ葉音楽学院に所属する者にとっては
これ以上ないほどの名誉で、
卒業後の未来も確約される大事なフェスとなっている。

西暦208X年

キャラクターデザイン
冨士原 良
ディレクター / シナリオ
東妻リョウ
デザイン
髙橋はるか
伊藤ユキノブ
レーベル
sprout